という見出しの記事を見かけました。
東京都心の新築マンションの平均価格の上昇が止まりません。いまや会社員の平均年収の10倍を超え、東京でマンション暮らしなんて夢のまた夢、という状況になっています。そのようななか、不動産会社から上客とさえているのが、資金力のあるパワーカップル。共働きで、十分な世帯年収があり、消費欲も旺盛。そんなカップルが年収の10倍を超えるマンションを買っているのだといいます。そこにリスクはないのでしょうか。
(中略)
タワマン購入は、あくまでも夫婦ともに収入があることが前提。仮に夫婦ともに40歳のパワーカップルだとしたら、30年間、収入が途絶えることなく70歳まで共働きを続けることが条件になります。 ま30年間、夫婦ともに安定的な収入が得られる、というのは少々非現実的です。病気で収入が途絶えることも考えられますし、このコロナ禍で減給や賞与なしとなった会社員が多くいたように、パワーカップルにも収入減のリスクは常につきまといます。 離婚という事態も想定しておいたほうがいいでしょう。夫婦でローンを組んでいるのですから、万が一、夫婦が別の道を歩むことになったとしたら……揉めに揉めることは明らかです。 さらに見落としがちのリスクが、タワマンの大規模修繕。どれほどの金額になるか、事例が少ないだけに未知数の部分が多く、果たして積立修繕金だけで事足りるのか……あまりに不確実。予想もしなかった高額の修繕金に生活が行き詰る可能性も大いにあるのです。 返済負担率も問題なく、余裕をもった資金計画で、憧れのタワマンを手に入れたパワーカップルたちも、購入時は問題なくても、払い続けることができるかどうかは不確実。この先、破綻者が続出しないよう、願うばかりです。
という事ですが、今後将来都心のマンションを中心に、どうなっていくのやら…といった感想です。
この様に、『収入の限界』までの借入をし、購入に踏み切る人が非常に多いのが現実です。ですが、その時点での収入をローン返済とされる一般的に35年間、維持できることが前提です。果たして目まぐるしく変わるこの時代に35年先を見据えることが果たしてできるのでしょうか。
当社ではこの様に『無理して購入』した結果、結局ローン返済が立ち行かなくなり、止む無く売却した方々のお手伝いを多数行ってきました。
いずれもそうですが、大切なことは『無理して買わない』という決断をする事だと日々感じています。【マイホームの購入=幸福である】というのはいささか幻想だとも思っています。重要なことは持ち家であろうが、賃貸であろうが、『家族が日々幸せを実感する暮らし』を送ることではないでしょうか。
マイホームの購入のことでお悩みの方はまずは相談してみては。お問合せお待ちしております。