新築信仰に異変、増える中古購入

こんな見出しの記事を見かけました。

これまで学生時代に住む賃貸アパートから、ワンルームマンションに住み替えて、結婚して分譲マンションに移り住み、家族が増えるとさらに新築の一戸建てを買ってあがり、という住み替えの“住宅すごろく”が常識でした。いま、この常識が変わろうとしています。

(中略)

中古の戸建てを購入する人が今、増えています。中古戸建て成約件数は首都圏で今年既に1万4279件に上り、過去最高の数値になっています。

との記事でした。記事の中身の賛否はあれど、この様に『中古住宅』がひとつのジャンルとして住宅の選択肢に新築と並び評価されつつあるのはとてもいいことであると感じています。住宅と言えば新築、と言われていた時代からすると、だいぶ市場も様変わりしましたね。

リフォームにフォーカスしたテレビ番組や、SNSの発達により、取得者本人がその良さを発信できる時代です。この様な時代背景の後押しもあるからでしょうか。景気だけで考えれば、新築住宅の取得者が増えることが経済活動の活性化には直結するのは分かりますが、やはりここまで中古住宅市場が活発にあるのには、業務に携わる者として嬉しい限りです。

新築には新築の、中古には中古の良さがもちろんあります。住宅を探す際に、新築限定にするのでは無く、『程度のいい』中古住宅、をひとつの選択肢に入れるのはアリだと考えています。

もう、『スクラップ&ビルド』の時代は終わりつつあります。これからは、自分でよく考え、納得のいく住まいづくりをしていくと言う、ひとつの時代が始まろうとしているとも言えます。

古き良きものを活かす、住まいづくり。当社では中古住宅を中心とした住まいづくりを応援しています。当社でも中古住宅のリノベーション販売もひとつの事業として行っていますが、やはり、中古には中古の良さがあり、それを活かす工夫をすることに喜びを実感しています。

一般的な不動産会社から、新築住宅を猛プッシュされた場合、ここでは申し上げませんが、そこには業界のカラクリがありますので、くれぐれもご注意下さい。

そして大切なことは、新築か中古か、と言った事では無くて、『その場所』、『その立地』、『地域』、『敷地』で本当にいいのか、何十年も暮らしていく事でいいのか、と言ったことが重要です。結果それが新築だったか、中古だったのか、とも言えます。

長期間の住宅ローンを組まれる方が圧倒的多数と思いますが、だからこそ、慎重に検討を重ね、後悔しない住まい探しとなる様お祈り申し上げます。

当社ではこの様にちょっと違った視点で営業しておりますので、少しでも気になった場合、お気軽にご相談してみてください。

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