本日(2022年1月10日)は『成人の日』ですね。新成人の皆様おめでとうございます。新成人の晴れ着やスーツ姿を見ると生き生きと輝いて見えますね。
この成人の日は、祝日に指定されておりますが、先日のブログで祝日について書きました。
https://lawyershousing.jp/lh2/2021/12/23/12%e6%9c%8823%e6%97%a5%e3%81%af%e5%b9%b3%e6%97%a5%e3%81%a7%e3%81%99%e3%80%90%e7%a5%9d%e6%97%a5%e3%81%ae%e3%81%93%e3%81%a8%e3%80%91/
休日のことを「祝祭日」と呼んでいるのを聞いたことがある人も多いと思いますが、このお休みの日は、「祝日」なのでしょうか?それとも「祭日」なのでしょうか?
日常生活でこの2つの違いを気にかける機会はほとんどありませんよね。そこで今回は、祝日と祭日の違いご紹介します。
祝日は法律で定められた休日
祝日とは、その国の大きな出来事や記念日を国が制定した日です。日本では1948年に施行された「国民の祝日に関する法律」で定められており、前述の記事でも紹介した様に、年間16日あります。
そんな祝日の中でも、更に3種類の分けられます。
- 国民の祝日
国が定めた、仕事や学校をお休みする日 - 振替休日
日曜や他の祝日の被った時に、その名の通り代わりの休みになる日 - 国民の休日
祝日ではなけれど休みの日(前後が祝日である平日が休みになる日)
祭日はかつて宗教儀礼を行っていた日
祭日とは、皇室の祭典や神社のお祭りなど、宗教儀礼を行う日のことです。
もともと皇室祭祀令という皇室の祭祀(宮中祭祀)に関する法令があり、ここで祭日は定められていました。しかし、1947年に廃止。そのため、現在では祭日はなくなっています。ただ、名前を変えて、今の祝日に受け継がれているものもあります。
今の祝日に受け継がれた祭日
- 紀元節(きげんせつ)・・・建国記念の日
- 春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)・・・春分の日
- 昭和天皇の誕生日・・・昭和の日
- 秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)・・・秋分の日
- 明治節(めいじせつ)・・・文化の日
- 新嘗祭(にいなめさい)・・・勤労感謝の日
今に受け継がれずに廃止になった祭日
- 元始祭(げんしさい)・・・1月3日
- 新年宴会・・・1月5日
- 神武天皇祭・・・4月3日
- 神嘗祭(かんなめさい)・・・10月17日
- 大正天皇祭・・・12月25日
いかがでしょうか。日頃何気なく使っている言葉でもよく意味を調べてみると明確な違いがあることに気が付きますね。基本的には我々にとっては『祝日』が正しく、『祭日』は皇室の儀礼の日という事ですね。今ではだいぶ少なくなりましたが、この祭日には玄関先に国旗を掲げるご家庭も結構あったのではないでしょうか。
連休などがあるとき、『今日は何の日?』と思い返し、調べてみるのも良いのではないでしょうか。